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アメリカ宛航空便
コレクション紹介 ・・・・・・・・・・・・・丹沢 武久
世界の切手
113番目元素「ニホニウム(Nh)」の合成・発見・・・中川 清
2016年11月、理化学研究所が合成した113番目の元素名が「Nihonium(ニホニウム)」、
元素記号は「Nh」として、国際的に正式に認められた。
インターネットの私のHPのページで「新発見の113番元素」のニュースを紹介したのが2006年2月
だったから、その証明に10年かかったことになる。
”STAP細胞”騒ぎで味噌をつけた理研だったが、これで失地を挽回し、”ホッ”とした研究者も
少なくなかったろう。
2017年、理化学研究所が創立100周年を迎えるのを記念して4月26日に82円切手5種10面
(横5×縦2)を収めた切手シートが発行された。
シート地の上部には、「ニホニウム」を合成した装置群が描かれ、切手の上には@〜Dの番号が
あり、それぞれの切手の図案の説明がシートの左下にある。
その存在を予測されながら発見されていない「周期表」の空欄が今回一挙に4つも埋まったことに
なるらしく、「周期表」を考え出したメンデレーエフの『先見の明』には改めて畏敬の念を覚える。
2016年の「地球一周の旅」で、ロシア・サンクトペテルブルクにある「メンデレーエフ博物館」を訪れ
メンデレーエフの研究生活の息吹を感じ取ることができた。
裏表紙 例会報告ほか